「ニュー・アース」(エックハルト・トール)より
パチンコ風に引用
観念的な自己意識――自分はこうだああだという思い――は、圧倒的にポジティブだろうと(私はヒキが強い)、ネガティブだろうと「私はヒキが弱い」、どれもエゴである。
ポジティブな自己意識の陰にはきっと、それでもまだ十分ではないという不安が隠れている。ネガティブな自己意識の陰には必ず、他者より偉大でありたい、優れていたいという願望が隠れている。
自信たっぷりだったり、何が何でも優越感を感じていたいというエゴの奥には、自分が劣っているのではないかという無意識の恐れが存在する。逆に内気で自信がなくて劣等感を抱いているエゴは、優越したいという強い願望を隠している。多くの人たちは大勝ちしたり大負けしたとき、あるいは他者の連チャンやハマりに応じ、劣等感と優越感のあいだを揺れ動く。
そこであなたは次のことを心得て、自分を観察しなくてはいけない。他の台に優越感や劣等感を感じたら、それはあなたのなかのエゴが感じているのだ、ということだ。
|